東神田の香港粥専門店、3米3（さんまいさん）はお腹に優しいヘルシーな味！

東神田に先月オープンした香港粥と点心の専門店、3米3。香港のお粥には目がないので見逃せません。

さて、ホントに本場の味なのか？それとも….?

小さくて可愛くて女性好みのお店、3米３を紹介します。

3米3はお粥の文字を分解した店名

3米3がオープンしたのは2018年10月。東神田のちょっと寂しい一帯にあります。

最寄り駅は総武本線の馬喰町。歩いて６、７分ってとこでしょうか。都営新宿線の馬喰横山駅からも歩けます。

あたりにはお店があまりないので、看板やロゴがよく目立つこと。

ブルーのロゴが涼しげでいいですね。

店名の3米3は、「粥」の字を分解し、「弓」を「３」に置き換えたわけだ。楽しいです。

入り口にはメニューチラシを貼ったボードも出ています。

お店は決して広くはありません。15席程度でしょうか。白を貴重にした店内は清潔感があります。

注文の仕方がちょっと複雑!?

お粥の専門店なので当然、メニューにはお粥がずらり。

ただ、「Coming Soon」が多い（３種類）のはちょっと残念。オープンから間もないからでしょう。今後を期待したいです。

この日、提供していたお粥は

1. 豚肉とダブル卵（でも品切れしてた）　単品850円
2. あっさり味の鶏肉と椎茸のお粥　単品850円
3. ごぼうお粥　単品950円
4. 枝豆粥  単品950円

単品でも頼めますが、セットメニューもあります。

1. お粥と点心のセット　お粥+点心1種類+飲み物  980円〜
2. お粥とドリンクのセット　お粥+ドリンク　880円
3. 飲茶点心満喫セット　点心4種類+ドリンク　980円〜

頼める点心のうち、最も安い180円のものは以下の通り。

1. 油條
2. 地爪酥（さつまいものパイ）
3. 蜜汁叉焼酥（チャーシューパイ）
4. 春巻
5. 客家菜包（野菜まん）
6. 柱候蘿蔔（大根のピリ辛煮）

このほかに、雲呑や豆鼓排骨、芝麻包、マンゴープリンなど13種類揃っていますが、どれも価格は290円〜390円。

今回は、お粥と点心のセットにして点心は180円のものをチョイスしました。

焦がしたチーズの風味がイイ！枝豆粥

こちらが枝豆粥。柚子胡椒も使われていますが、私が気に入ったのは表面の焦がしたチーズ。これが枝豆とお粥に合うんです。チーズは絶対大正解。

こちらはごぼう粥。鶏肉や豆腐、さやいんげんが入っています。もっとごぼうが強烈なお粥かと思ったら、さにあらず。

ぷりっとした鶏肉も主役の一つ。すごくヘルシーな味わいです。いけます。

点心は油條と春巻を選びました。油條はクセがなくて美味しい。油っこくありません。お粥の相棒としてピッタリ。

春巻は揚げたて。ホントにアツアツでした。猫舌なので冷まして食べましたよ。さくっとしていていいね。春巻はこうじゃなきゃ。

ドリンクは中国茶と鴛鴦茶（えんおうちゃ）。鴛鴦茶というのはコーヒーと紅茶をミックスして砂糖と無糖練乳を加えた、香港独特の飲み物。聞くと「？？？」と思いますが、飲んでみると「！！！」となります。悪くない。

ポーランド製の食器が可愛い！

写真からもわかるように、統一感のある食器はすべてポーランド製なのだとか。

これがものすごく可愛いです。これを見てポーランドに行きたくなったぐらい。

テーブルの上にある調味料入れもキュート。味が全体的に薄めなので、ごま油や醤油を使ってカスタマイズするのもいいかと思います。

香港らしさはお粥じゃなくてデザートにあり

さて、香港のお粥専門店をうたっている3米3。香港には何度も行き、そのたびにお粥を食べている私からすると、香港粥とはかなり違います。

香港のお粥をベースにしているのかもしれませんが、かなりヘルシーにあっさり仕上がっている印象です。ボリュームもそう多くはないので男性には少し物足りないかも（大盛りにできますが）。

逆に女性にはうってつけ。あと、ちょっと小腹がすいたときにはちょうどいい。

香港らしさはお粥よりもむしろ、デザートに発揮されている印象です。今回は食べませんでしたが、点心メニューには鶏蛋仔（ガイダンジャイ）とかマンゴープリン、エッグタルトがあるんですよ。

鶏蛋仔は香港で大人気のワッフル。これを目当てに行ってもいいかも。

面白いのが台湾名物の魯肉飯もメニューに入っていること。このあたりの節操のなさ、キライじゃありません。

店は綺麗で可愛いし清潔だし、店員さんの日本語がちょっと不安定ですが、一生懸命だし、また行きたいと思えるお店です。