小伝馬町には、お昼時に行列ができるお寿司屋さんがあります。
それは、寿司富。11時半もすぎると、男性陣が続々と店を訪れ、12時近くになると行列ができること必至。
これは食べてみなければ、と行ってきました。以下、感想です。
2階建てのちょっと古めの店構え
古くからやっている店にありがちですが、店は決してきれいではありません。
店の前には、発泡スチロールやケースがごちゃごちゃ置かれているしね。高級感はゼロ。いや、そんなのはなくてもいいんですが、大事なのは美味しいお寿司が食べられるかどうか。
で、結論から言うと、食べられます。内容を考えると安いです。行列も納得の味でした。
ランチメニューは2種類
ライチタイムのメニューはたった2つ。
ちらし丼か三色丼(いか・タコ・マグロ)か。どちらも850円です。
お客さんを見ていると、ほとんどの客がちらし丼を注文しているので、私も迷わず、ちらし丼をオーダーしました。
入り口を入るとすぐ左手のレジがあります。そこに年配の女性がいるので、彼女に注文を告げましょう。代金はその場で払います。
すると、席を告げられます。1Fのカウンターか2Fの座敷席か。
この日はカウンターを案内されたので、そこに座りました。
カウンターから奥を見ると、ありゃ、意外にきれい。仕事場の方は店頭のイメージほどごちゃごちゃしていません。よかった。
私は、プロがてきぱきと仕事をこなしている光景を見るのは大好物なのですが、この店も職人さんの手際はすごい。
けっこうおしゃべりな大将なんですよ。でも、馴染みと思われるお客さんと会話をしながらも、手を休めることがない。みるみる、ちらし丼が完成していきます。
ちらし丼はネタの種類も量も多いです
さあ、私のちらし丼が運ばれてきました(というか、カウンター越しに渡されたんだけど)。
どうでしょう。このボリューム!この種類の多さ!
季節によっても内容は若干違うようですが、この日は、マグロ、イカ、筋子、数の子、エビ、サーモン、アサリのしぐれ煮、たらこ、たけのこ、卵焼きなどが乗っていました。
いや、これはすごいや。
ちょっとアップにしてみましょう。
ガリがネタの下に入っているんですね。食べ進めていくと、ガリが顔を出す面白さ。
さて、食べてみた感想ですが、ネタはすごーく新鮮というわけではありません。高級感はないです。
でも、850円でこの内容ですよ。じゅうぶんです。じゅうぶん以上です。あれこれ種類が多いので全然飽きない。箸が進みます。
シャリはあまり甘くなくて、酢がちょっと効いているのも私好み。これなら並んでも食べたいかも。
ただ、注文するときにはシャリの量を少なめにするといいかもしれません。かなり多いんですよ。
シャリ盛りは、「極小」「小」「普通」「すりきり」「ちょい盛」でオーダーできます。
女性スタッフの愛想がもうちょっとよかったら…
この店、大将は愛想がいいし、威勢がいいし、仕事は早いしで、文句ないのですが、女性スタッフの接客態度がなあ….。
レビューにもちょこちょこ書かれていますが、女性スタッフの愛想が良くないです。レジのところにいる女将さんもちょっとおっかないし、2Fにいる女性スタッフはもっとこわい。
こちらの接客態度は、「愛想が悪い」を超えて、「乱暴」でした。席を指示するときの口調がとげとげしい。
最近、こういう接客を受けることがなくなったので、ある意味、新鮮。体験したくないけどね。
ただ、その愛想の悪さをマイナスしても、寿司富のちらし丼は魅力的。やっぱりコストパフォーマンスが抜群に良いんですよ。
だから、私もまた行くと思います。「女性陣の愛想がいまいち」と思って行けば、いいのでは。未体験の方は、ぜひ足を運んでみてください。
寿司富
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町16-17
TEL:03-3663-0180
営業時間:11:30〜14:00 17:00〜22:00
定休日:第2・3土曜日、毎週日曜日、祝祭日
公式HP:http://www.sushitomi.sakura.ne.jp/basho.htm